2024年2月3日日本経済新聞朝刊の「データで読む 地域再生」は、とても示唆に富む内容だった。日本全体の問題として「駅ない街」に1180万人、つまり自宅から最寄り駅まで徒歩1時間以上の住民が総人口の1割弱。交通アクセスが相対的に悪い「駅がない街」は人口減少のスピードが速いことも判明したと言う。
また、茨城県かすみがうら市や土浦市、関東鉄道など17団体でつくる「つちうらMaas推進協議会」によるグリーンスローモビリティやAIで最適ルートを走る「AIデマンドバス」を使った実証実験(料金は無料)が行われている事を知った。
*Maasとは:「Mobility as a Service」の略で、一人一人の移動ニーズに対応し、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスのことです。
*グリーンスローモビリティとは、時速20km未満で公道を走る電動車を活用した移動サービスのことです。
↑ この、大田区と何も関係なさそうな記事から、私は次のことを考えた。
一つは、大田区の蒲蒲線計画に国の予算を使うならそれをまず日本全国の「駅がない街」を解消していくために回してほしい。
そして、蒲蒲線計画のために大田区が蓄えてきた予算を区内にもまだ残る「交通不便地域」足となりうる交通網の確立に使ってほしい。
蒲蒲線(新空港線)一期整備の代わりに蒲田のまちや周辺に住む区民が本当に便利になったと思える街の形を実現してほしい。
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