「新空港線」と、いかにも羽田空港までの直通路線が出来るゾ!というイメージで宣伝が行われている蒲蒲線。
道行く人に問いかけてみて分かったことは、無関心か、不要派か、便利になるからあったらいい派の三つに分かれ、便利になる派は「きっと便利になるから計画しているのだろう」「直通なら便利に決まってる」と計画の実態がどうのこうのではなく、イメージで語る人が多いように感じます。
そこで、果たして大田区が言うように本当に便利になるのか、下丸子駅と
千鳥町駅を起点にした二つのケースで考えてみました。
従来方式で羽田空港第2ターミナルへ行く場合
①荷物がそれほどない時
下丸子駅から東急多摩川線で蒲田に出る⇨京急蒲田駅まで歩く⇨京浜急行空港線特急で羽田空港へ
所要時間約32分 運賃420円
②荷物がある時(大きな荷物があれば、前もって宅急便で空港まで送っておく)
②-A
東急多摩川線で蒲田に出る⇨蒲田駅東口からリムジンバス 所要時間約35分~40分 運賃440円
②-B
東急多摩川線で蒲田に出る⇨JR京浜東北線で品川駅へ⇨京浜急行羽田線で羽田空港へ
所要時間約35分 運賃650円
蒲蒲線ができたら
東急多摩川線(蒲蒲線)で蒲田地下駅に着く(乗っている時間6分)⇨そのまま乗って京急蒲田地下駅へ行く(乗っている時間2分)⇨京急蒲田地上駅まで移動する(7分~10分以上)⇨京浜急行空港線特急で羽田空港へ(12分)
所要時間約27~30分 運賃420円+&(少なくともこれまでの420円より高くなることは自明)
なーーんだ、蒲蒲線できる前とできた後で所要時間はそんなに変わらないではないの!
蒲蒲線ができたとしても、荷物がなかったら蒲田と京急蒲田の間を徒歩で移動した方が得した気分になれそう。
なぜなら、地上を歩いて京急蒲田の改札口に行く方が地下駅から時間をかけて地上に上がってくるより料金的にも、楽しさも全然違う。
池上線利用者にはさらに面倒な上下移動があって、千鳥町駅から羽田空港第1ターミナルまで行く場合、蒲蒲線蒲田地下駅に移動し、たった2分蒲蒲線に乗って地上3階の京急空港線ホームまで移動、従来方式の方が断然時間短縮できます。
表にしてみました。
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